卒業を控える3年生を対象に、ナーベルプラ座より、助産師の眞砂舞子様、味村智子様の2名を講師にお招きして、思春期セミナー(性に関する指導)を実施しました。
全体での講義では、「性ってなんだろう?」「プライベートパーツ」「セルフプレジャー」「交際の12段階」「性感染症」「妊娠周期・避妊方法」「デートDV」「困った時の対応・相談先」などについて、お話していただきました。
その中には、「同意する/同意をもらう」「大切にされるとは?/大切な人に何をしてあげる?」についてのワークや避妊具の使い方の実習もありました。避妊具の使い方については、具体的に、丁寧に教えていただいた後で、ひとりずつ実際に手に取って確認したり、はじめは、とまどいや恥ずかしい気持ちもありましたが、どんどん真剣に取り組んだりする様子がありました。助産師さんに、お願いして分かるまでやってみる生徒もいました。助産師さんと生徒との会話で、「今日やったことをおうちの人に話してみてね。」と言うと、「それはないです。」「うちの親には話せません。」と話す男子生徒が多かったそうです。家庭で、フランクに話したり、教えたりすることが難しい場合が多い中で、この実習は、貴重な学びの機会となったと感じています。
また、性教育にかかわる絵本や書籍をたくさん持ってきていただきました。多くの生徒たちが、空いた時間に興味深く手に取っていました。ある生徒は、じっくり読んでみたいと本の題名をメモしていました。
最後に、助産師のお二人より、『生徒のみなさんが、真剣に話を聞いている様子が素晴らしく、大変話しやすかったです。』とお褒めの言葉をいただきました『こんな素敵な子どもたちだからこそ、私たち大人が正しい知識を伝え、守ってあげなければならないですね。』『これから、社会にでる生徒さんたちに、少しでもこれからの幸せな人生を歩むための力になれていたらよいです…本当に本当に幸せになってほしいです!』とのメッセージもいただいています。また、お礼の品の木工製品の動物の型はめパズルや紙工製品の手提げ袋にも「生徒さんの手作りなんて、すごいです!!さっそく子どもたちと遊びました」と感動されていましたので、ご報告させていただきます。
